アタフタしながら大学院に通ってます


by jasmine67

カエルの解剖

自己紹介をすると、私は昼間は大学病院で働いていて、夜は大学院に通っています。
職場では研究職の人達の中に居て、彼らの知的好奇心の高さに圧倒されています。

さて、私の勤めている医科大学では2年次にカエルの解剖をします。

実は最近、カエルを採る人が高齢化しており、後継者不足のため今後カエルの解剖ができなくなる可能性があるのです。。。
そのため、今年はビデオで今後のために残す方針になりました。

しかし、聞いた話しによるとNASAが宇宙にカエルを持って行った頃には、カエルを扱う業者は年商1億円あったそうです。

解剖に使うカエルは俗名食用ガエル、正式名称はウシガエル。

ウシガエルが日本に初めてやってきたのは1918年、ミシシッピ州河口のニューオリンズ産のオス12匹、メス5匹が養殖研究用として輸入され、東京帝国大学伝染病研究所内の池に放された。
その後紆余曲折の運命をたどり、食糧難の時代、食用とすることを目指して輸入されたものが、のちに逃亡するか放逐され、ウシガエルの野生化が始まり日本各地に定着していったそうです。

実習の注意書き
実験動物【食用ガエル】を使用する実験では、大切な生命を犠牲にするのであるから、感謝の気持ちをもって、動物にできるだけ苦痛を与えないこと、ていねいに扱うこと、無駄にしないことが必要であり、また、実験後に放置すると腐敗するので後始末をきちんとすることが必要である。

苦痛を与えない=安楽死が前提です
□頸椎脱臼
□ギロチン
□床にたたきつけて脳しんとうをおこしている間に頸椎脱臼

しかし、動物を傷つけたり殺したりする学習方法が、自らの倫理的信条に反するという理由で世界各国で、動物を犠牲にする実習を拒否し、代替法を要望し選択する学生が増加しているのです。

小中学生においては、解剖の意義や必要性を十分に認識させ、動物を教材に使う事は「動物を殺す事は悪い事」という感情的な生命尊重論ではなく、理性的に認識した生命尊重の態度を養うことにも繋がるため必要ではないかと思います。b0180660_15252353.jpg
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by jasmine67 | 2009-05-11 11:56